ナルティメットブログ

青春狂騒曲

ごきげんよう!ひとりです。

ナルトの平成感に心がキュッとなる今日この頃。『波風サテライト』とか『遥か彼方』とか『ビバ★ロック』とか。ひいい。懐かしすぎて心がえぐられそう。郷愁に駆られますね。ナルトが青春だった人も多いのではないでしょうか。

 

私はナルトではオビトが一番好きです。大好き。ナルトも好きです。めちゃくちゃいい子。ナルトみたいになりたいし、ナルトみたいな子を産みたいものですね。私もかつて、ナルトのように前向きな子どもだった時代があります。まあ私の場合は、「キラキラ前向きに頑張る自分、かわいい」ってやつでしたが。でも本当にそれだけで部活とか勉強とか結構頑張れたので、全然黒歴史ではありません。

人生酸いも甘いも味見してきた今、そのひたむきさは知らず知らずのうちに失われていきました。だからナルトを見ていると、「なんでこの子はこんなに辛い思いをしてもこんなに明るくいられるの?」って、ちょっと怖くなります。少年漫画の主人公あるあるですね。Hunterゴンくんもしばしば怖いです。常人じゃやっていけない世界なんでしょうね。

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わかってんだよおじさんことうちはオビトは、いわば闇堕ちしたナルトなわけですよ。オビトのいいところを挙げていきますね。第一に、主人公属性だった子どもが成長するにつれて理不尽に耐えられなくなり闇堕ちするがまた戻ってくるところ。第二に、オビトの前だとカカシ先生が面白くなるところ。第三に、わかるってばよが口癖のナルトにガチ説教をくらうところ。第四に、アニメOP・EDによる解像度が高いところ。

ざっとこんな感じですね。ちなみに、私がオビトを好きな理由は一つ目のポイントが大きいです。リアルなんですよ。オビトみたいな大人たくさんいるでしょ。でもオビトは、堕ちたところからまた日の当たる場所へと這い上がってくるんです。(ナルトのおかげだけどね。)オビトを見ていると、自分もあの時のひたむきさを取り戻せるかもしれない、って前向きになれます。いやあ愛着がわきますね。

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ブラッドサーキュレーター

今度は歌の話になります。きっとオビトのことを歌っているであろう『ブラッドサーキュレーター』。ニートになった今、歌詞が心に沁みてじんじん痛みます。それになによりまず、アジカンがかっこいい。ナルトでアジカンと言えば遥か彼方ですが、ブラッドサーキュレーターもなかなかのスルメ曲です。私はサビが好きです。

情熱燃やしたあの頃を、心血注いで取り戻すんだ。縁でつながればこの日々も、捨てるほど壊れてな~いだろう。

ね、オビトのことっぽいでしょ。自分を必要以上に責めてしまうときにこれを聴くと、まあ捨てるほど壊れてないかってなります。捨てるには闇が浅いかって。オビトなんて戦乱の世の大戦犯だし、オビトで捨てたもんじゃないなら私は余裕で許容範囲でしょ!って。

 

限月

限月、私は肯定派です。ちょっとマトリックスっぽいですよね。仮想現実ってやつ。オビトは世界中の人を無限月読に誘おうとしましたが、さすがにそれは肯定できませんね。オビトの中の正義だったんだろうけど、選ぶ権利が欲しいところです。でも選べるなら無限月読にかけられてもいいな。現実逃避って言ってしまえばそれまでだけど、現実を生きようが現実から逃げようが大差ない気がします。生命はただ増えるためだけに生かされているってジークも言っていたし。

確かに私たちが生きる世界には無限月読なんて存在しえないから、捕らぬ狸の皮算用だの現実逃避だの言われるのはごもっとも。でももしナルトの世界を生きるとするなら、無限月読も実存する選択肢の一つなので、選んではいけない理由がわかりません。

それに、もしかしたら今生きているこの世界自体が仮想現実の中かもしれないし。確かめようがないですからね。限月読で見せられる世界は嘘っぱちだとナルトは言いますが、現実が嘘っぱちじゃない確証はありません。ただ、そういう疑り深い思考を始めると精神が崩壊しそうになるので要注意。昔それを実践したのがデカルトさん。結論は「我思う、ゆえに我あり」だそうです。絶対的に信じられるのは自分の存在だけらしいので、自分自身とは仲良くいたいものですね。

 

 

最後に。今回はナルトなひとりごとでした。書きたいことはたくさんあるけど、どれも陳腐になりそうなのでこの辺で撤退します。PKサヨナラ。