口を制する者は人生を制す

受験の思い出

ごきげんよう、ひとりです。寒くなってきましたね。年が明けたら受験シーズンの到来です。受験といえば、中学受験で第一志望校を受験した日のこと。教室に試験監督が入ってきて、今から問題冊子を配ります。と次の瞬間、なんと試験監督が手を滑らして問題冊子を床にぶちまけたじゃありませんか。あれは算数の時間だった。なんて不吉な!教室にいた全員が思ったことでしょう。案の定不合格でしたね。そんな落ちのある話。

人生をやり直すことが出来るならいつに戻りますか。よくある質問です。私は絶対に大学合格後がいい。もう二度と受験を経験したくない。勉強自体は楽しかった。でもやっぱり合否が出るまでのあの焦燥感は体に毒です。逆をいうなら、大学に受かった瞬間はまさに有頂天。浮かれすぎて足元がおぼつかないから、車に轢かれないように気を付けて歩いたのを覚えています。ブラッシュアップライフだったら絶対に死んでいましたね。赤ちゃんのころからやり直すのはさすがにしんどいよね。

大学受験といえば、私はカロリーメイトのCМを思い出します。受験生にとってはなかなか刺激的なCMです。自分の姿を客観的に見させられているようで気味が悪かった。でも受験が終わった後に見るとまあよく出来ているCMで、エモさを感じます。私は虹郎のやつが印象に残っているんですけど、改めて見ると泣いちゃいますね。思わず家族と先生に感謝を伝えたくなります。CMの影響力ってすごい。まあ受験生のときにカロリーメイトを食べたことはないんですけどね。

 

蝉の一生

蝉はやっとのこと地上に出てきても一週間で死んじゃいます。寿命を全うしたということです。可哀想だと思いますか。私もかつては可哀想だなって思っていました。でも前になんかで読んだんですけど、蝉が一週間で死ぬことを可哀想だと思うのは人間の驕りなんだって。確かにそう。7日というのは人間にとっては短い時間ですけど、蝉にとったら人間の100年と同じくらい長いかもしれない。寿命ですもんね。蝉の一生を可哀想と思うのは、人間が人間の物差しで勝手にはかっていることに過ぎない。だからそれは間違っているかもよって。来年の夏は蝉に労いの言葉をかけてあげたいですね。頑張ったねって。

物差しといえば、友達に説教を食らったことがあります。大学で班に分かれて共同作業する授業があったんだけど、こういうのって決まって非協力的な人が出てくる。私は割と真面目な方だったので許せなくて、友達に愚痴ったんです。「部活とかで協調性を学ばなかったのかな」って。そしたら友達が「優先順位は人によって違うから、そうやって自分の物差しではかるのはよくないよ」って言うんです。確かに!!あの瞬間、宇宙が解った気がしました。

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きっと経験値が上がっていけば物差しもどんどん精密になっていくんだろうけど、完璧な物差しは存在しないし自分と全く同じ物差しを持つ人もいないと思う。完全に理解しあうのは諦めた方がいいかもしれませんね。その代わり言葉に気を付ければ、理解しあえなくても信頼関係を築くことはできます。口は禍の元っていいますが、その通りです。口を制する者は人生を制します。これは私の座右の銘

 

 

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最後に。ちいかわの6巻を読んだんですが、ヴイックスヴェポラッブって!懐かしすぎる。この瞬間まで完全に忘れていた。めっちゃツボりました。

ひとりごとより。