東京という片隅

ラブストーリーは突然に

東京ラブストーリーに憧れるひとりです。ごきげんよう鈴木保奈美がめちゃくちゃ可愛いやつですね。大学生のころ、リカになりたくてリカの真似事をしていた黒歴史があります。すごく印象に残っているのは、「気持ちは一つしかないんだよ」っていうリカのセリフ。私もそう思います。同じ坂本裕二脚本の『大豆田とわ子と三人の元夫』でも、一番好きな人以外は真実の愛になりえません。二番目以降はみんな一緒。どれだけ好きなところを見つけても一番には勝てないんです。これは順位をつけているのと少し違う気がする。一番がいるだけで、あとは「それ以外」っていう括りになるんだと思います。つまり、気持ちは一つしかないってことです。いいですよね、それだけ好きになれる人が存在するって。素敵。

でも私はカンチの魅力がイマイチわかりません。やっぱりイケメンっていうのが大前提になるのでしょうか。陰りのあるイケメンってところなのかな。最近の俳優でいうなら北村匠海みたいな。一貫してカンチはリカのこと好きじゃないように見えます。リカもだいぶ強引なところあるから、あれは鈴木保奈美じゃなかったら少し怖いですね。

ちなみに、令和版東京ラブストーリーもなかなかいい。東京の夜景と東京タワーがこの上なく綺麗です。Vaundyの灯火もエモい。東京はいい街です。

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ダイアモンドだね

昔は渋谷にギャルがたくさん生息していたそう。ガングロとかヤマンバとか。私は『学校へ行こう!』の昔の映像でしか見たことないけど、個人的に彼女たちのことがすごく好きです。やっぱり10代の女の子なら男の子の視線が気になる年ごろじゃないですか。異性とか恋愛とか、そういうのに興味が湧くころですよね。そんな時期に「男ウケ」なんて一切気にせず、自分の好きなファッションを貫き通す姿が清々しくてかっこいいなって。見ていて気持ちがいい。

ところで、他人のファッションに口出しをして、ああしろこうしろと指図してくる人がいたら90%の確率で超バイヤ人です。モラハラです。全力で逃げましょう。こういう人は相手のことを「自分好みにカスタマイズするのが好きなんだよね」と抜かします。奴は完璧で究極のモラハラです。この人の「自分好み」から外れるとダサいだのボロクソ言ってくることもありますが、好きな服着て全力で逃げましょう。好きな服を着ているだけで悪いことしていないのにね。

 

ロマンスの神様

失恋ショコラティエ石原さとみ演じるサエコさんがルッキズムに言及していました。チョコってみんな美味しくて味に自信あるものばかりだけど、人から選んでもらうために見た目を美しく着飾って、愛されるための努力をしているんだと。人間もそうして然るべきと言っていました。一理ありますよね。ルッキズムって最近ちょっと過剰になりつつあって、嫌気がさしてきたころですが、サエコさんの言っていることは納得できる。

見た目よりも中身っていうけど、比べるものじゃない気がします。見た目も中身も両方いい方がいいです。いくら中身が素敵でも、存在を見てもらえなければ伝わりません。性格良ければいいなんて、そんなの嘘だと広瀬香美が言っていました。これをルッキズムというのかはわかりませんが、自分の存在をアピールするために外見を取り繕うのって結構大事。あのクレオパトラですらお化粧に力を入れていたらしいですからね。

まあアピールする・しないに関係なく、受け入れてもらえなかったときの心構えが大切です。受け入れてもらえない時って悔しかったり悲しかったりします。綺麗になる努力したのに。結局見た目なのか。そうやって相手を責めちゃうこともある。でも受け入れてもらえなかったのは、ただ縁がなかっただけです。相手も自分も悪くないので、無かった縁はさっさと手放しましょう。

 

 

最後に。今回は見た目の話をしたけど、それは中身より見た目ってことじゃない。中身も大事です。見た目を磨くよりも大変かもしれないね。見えるものじゃないし、なにより時間がかかる。中身を磨くのってどうしたらいいんでしょうね。相手にどう見られるかを意識しすぎると、自分らしさが喪失してしまいます。そこで「モデリング」はいかがでしょうか。自分の好きな人の好きなところを真似する。それは創作物の登場人物でもいいし、友達でもいい。自分の「好き」に依拠しているなら、それも自分らしさになります。どうでしょう。

そんなひとりごとでした。