大人の証。

薬味

ごきげんよう、ひとりです。昔、グルメのたれって流行っていましたよね。ヨシダソースってやつ。当時はコストコで購入していたけど、今もあるのかな。小学生の頃、グルメのたれで焼いた豚肉が大好物で、お弁当に入れてもらいたいおかずNo.1でした。甘じょっぱくて、今思うと子どもの好きそうな味。でも中学に上がると一番好きなおかずは生姜焼きに取って代わって、それ以降グルメのたれとは疎遠になってしまいました。小さい頃は生姜が苦手で、ジンジャーエールも飲めなかったし、生姜焼きも食べたことがありませんでした。中学生になって初めて生姜焼きを口にした時、美味しくて感動したな。グルメのたれを卒業して生姜焼きを好むようになったのは、私にとって大人への第一歩でしたね。ところで、エバラしょうが焼きのたれって、昔よくCMが流れていましたよね。あのCM、美味しそうで好きでした。買ったことはないけど。

 

生姜といえば薬味ですが、薬味を美味しいと感じられるようになった時、自分が大人になったことを実感しました。高校生くらいの時だったかな。お寿司もワサビ入っている方が美味しいの。大人の証ってやつですね。えんがわなんかもよくそう言われますよね。今では、薬味がメインになることもしばしばあります。例えば、鰻は山椒を味わいたいときに食べます。他にも、豚カツにからし、納豆にネギ、親子丼に三つ葉、大葉は天ぷら。もう薬味なしでは食べられないものばかり。日本食って美しいですね。ちなみに、私は薬味って聞くとオレンジレンジの『おしゃれ番長』を思い出します。「薬味が欲しけりゃ出直しな、でも八宝菜ならあげちゃうよ」って。今気づいたんですけど、「天真爛漫!正解!天さん!餃子とっても美味しいチャオズ」って、ドラゴンボールなんですね。

 

トラウマ

子どもの頃トラウマになった記憶が二つ、鮮明に残っています。一つは、十字架にかけられたキリスト。当時ダ・ヴィンチ・コードが流行っていて、テレビをつけるとキリストの絵画がなんかしら映っていた覚えがあります。小学校低学年の頃ですね。裸で十字架に釘を打たれている姿が強烈で。そんな残酷なことを出来る人間がいること、そんな残酷な罰を受けるほど悪い人間がいること。どっちにしても怖かったです。レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』も、裏切り者がいたり隠れてナイフを突き付けていたりって、すごく怖かった。これをきっかけに、私の世界に「悪意」というものがインストールされましたね。トラウマになった元の絵を調べてみたんですけど、エル・グレコの『十字架のキリスト』って絵画で、今見てもちゃんと怖かったです。

もう一つは、ドラクエ8のトロデーン。何よりまずBGMが鬱々としているし、城の人間がみんな茨になっているし、とにかく怖かった。ドルマゲスよりも怖かったです。茨にされた人間って子どもからしたら死んでいるも同じだから、魔物よりも城の人間の方が怖かった。でも、はぐれメタルがめっちゃ出るから、レベル上げのために何度も行かないといけないんですよ。まあなんだかんだ言って、一番遊んだゲームです。5回以上はプレイしているかな。ドラクエ8に限らずRPGを自分一人でクリアできるようになった時、「成長したな」って感じました。昔はポケモンダイヤモンド・パール)でダークライ捕まえるのだって、近所のお兄さんにやってもらったものです。

 

思い起こせば、トイストーリーのシドのおもちゃとか、20世紀少年のひみつ集会のおしらせとか、トラウマって結構たくさんありました。でもそのほとんどが“みんなのトラウマ”だったと思います。だから今回は“私だけのトラウマ”を挙げてみました。大人になると全然怖くないんですよね。視座が高くなって視野も広がるからかな。幼少期のトラウマって、得体のしれない不気味さに恐怖を感じているわけで、理解できると怖くないってことですね。逆に、理解できるからこそ、大人になると虫が怖くなるらしい。有毒や有害かの知識が身につくので。子どもは好奇心の方が勝つから虫を触れるみたいですよ。へぇボタンが欲しくなりますね。

 

 

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最後に。料理をしていると気になることがあります。それは玉ねぎによる目つぶし攻撃です。あれって絶対人間に復讐していますよね。刻むな!食べるな!って。玉ねぎなりの抵抗なんでしょう、ちゃんと目が痛くなります。なんだかイタチの最後っ屁みたいですね。ちなみに、私はニンニクの芽をとる瞬間がたまらなく好きです。以上、ひとりごとでした。